ひょいっと仔熊を咥えた。
母熊の表情がとっても優しい。
仔熊は栗色の毛並。
遺伝なのか、一時的なものなのか分からないけど、成長が楽しみです。
(他の仔熊はみんな黒く、こんな色の仔熊は初めて見ました。)
画像は動画の切り出しです。
2014年5月20日火曜日
2014年5月11日日曜日
2014年5月5日月曜日
2014年5月4日日曜日
シカの死体を喰らうツキノワグマ
野生動物の世界は、何も綺麗だとか可愛いとか美しい・・だけの世界ではありません。過酷な自然環境の中で、日々必死に生きる彼らの姿には、時には残酷に映るものもあれば、決して綺麗とは言えない部分も多々あります(人から見ればの話です)。
そんな中で、僕はきちんとその残酷性や決して綺麗ではない部分・・をどうしても撮りたかったのです。言い換えれば、そんな野生動物の姿にこそ、本来の姿であり、真の美しさがあるのではないか・・と思っているからです。
そういう経緯があり、シカ喰いのクマはずっと取り組んでいたテーマでした。これまで何度かチャンスがあったのですが、早朝の逆光下での撮影が多く、画質に満足のいくものがなかなか撮れずにいました。この日も朝一で撮影出来たのですが、やはり厳しい画質になってしまいました。
シカの死体がまだそれなりにフレッシュだったので、夕方にもう一度チャンスがあると思い、この日は粘り強く張っていました。今回はその読み通り、再びクマが現れ、比較的好条件で撮影することが出来ました。
この熊はまだ小さな個体で、早朝シカを食べてる最中も常に周りに目を配りびくびくしていたのが印象的でした。一度、シカの死体の近くで昼寝をしたのですが、落ち着かないのかすぐに立ち去り、死体から数百メートル離れた森の中へ消えていきました。
午後、日が少し影ってきたころに、再びこの熊は姿を現しました。数百メートル離れたところから徐々に死体に近づいていくのですが、その足取りはとても重く、木の陰に隠れては立ち止まり、しばし考え込んでいるような行動を見せました。
そして意を決したかのように斜面を走り出し、死体にアプローチしていきました。そして、最後は慎重に、慎重に、まるで忍び足のように死体に近づいて行きました。
この小さなクマにとって、シカの死体は大きなごちそうですが、それは同時に他のクマとの接触リスクが大きくなることを意味しています。恐らく、他のクマ、特に大きなオスグマとの接触を避けてこのような行動を取っていたのでしょう。
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