2016年4月28日木曜日

奄美の森①

新緑に染まる照葉樹林。
普段、落葉広葉樹林ばかり見ている自分にとっては、
照葉樹の森はとても新鮮だった。

いま見ている風景の中で、
この森はいったいどれほどの生き物を内包しているのだろう・・。
奄美の森は、深く、深く感じた。





奄美の森, Amami's rainforest, Amami Island. Japan / Apr.2016

2016年4月25日月曜日

写真等の提供依頼はこちらまで

これまでの写真・画像・動画等の提供実績です。
野生動物写真の提供依頼などがあれば、こちらまでメールをお願い致します。
⇒ crescent.bear02 アットマーク gmail.com

・ツキノワグマの生態学(書籍:信州大学山岳総合研究所)
 出版:2011年9月
 →ツキノワグマの写真提供

・クマが樹に登ると‐クマから始まる森のつながり‐(書籍:東海大学出版会)
 出版:2013年9月
 →ツキノワグマの写真提供

・野生動物管理のためのフィールド調査法(書籍:京都大学学術出版)
 出版:2015年3月
 →ツキノワグマの写真提供

・わたしの森林研究―鳥のタネまきに注目して―(書籍:さ・え・ら書房)
 出版:2015年4月
 →ツキノワグマの写真提供

・神奈川県立・生命の星博物館の電子百科(WEB哺乳類図鑑)
 公開:2015年6月
 →ツキノワグマの写真提供

・とちぎの野生動物(書籍:随想舎)
 出版:2016年2月
 →ツキノワグマ、二ホンジカの写真提供

・Current Biology(国際科学論文誌:Elsevier Inc)
 出版:2016年4月
 →ツキノワグマの写真提供(表紙に採用)

2016年4月19日火曜日

早春の味‐ツキノワグマ

春先、まだ芽吹く前の新芽を食べるツキノワグマ
(フルハイビジョン動画の切り出しです)


「冬眠明けのクマはお腹を空かせていて、気が立っているから危ない」という話をよく聞きますが、観察から言えるのは、この時期のクマはとても‟ゆったり”しているということです。

一日中眠たそうにしていて、活動する時間は限られています。
長い間、冬眠穴でじっと春を待って寝ていたのですから、
活発になるのにはそれなりに時間が掛かるのだろうと思います。
クマが本当に飢えるのは、餌資源が最も少なくなる夏の時期です。
この頃には、冬眠前に蓄えた脂肪の多くを使ってしまい、
痩せこけたクマをよく見かけます。

ツキノワグマ, Japanese Black Bear, Ursus thibetanus, Nikko, Japan / Apr.2014

2016年4月18日月曜日

アマミアオガエル

しばらく奄美大島に滞在しておりました。
この度の旅行では、現地の方にご親切にしていただき、
おかげさまでたくさんの生き物に出会うことが出来ました。
奄美には、ぜひまた撮影に行きたいと思います。

さて、写真のカエルは「アマミアオガエル」です。
奄美大島、徳之島に分布する樹上性のカエルで、
学名は「奄美産の緑色のアオガエル」という意味だそうです。
虹彩の美しさに見とれてしまいました。



アマミアオガエル, Amami Green Tree Frog, Rhacophorus viridis amamiensis, Amami Island. Japan / Apr.2016

2016年4月16日土曜日

庭先のシュレーゲル2

雨上りの庭先で。



西中国での暮らしは、身近に豊かな自然があって楽しかったなぁ・・。

シュレーゲルアオガエル, Schlegel's Green Tree Frog, Rhacophorus schlegelii,Nishi Chugoku Mountainous Region, Hatsukaichi, Hiroshima, Japan / Sep. 2015

2016年4月14日木曜日

きらわれもの

家の近所で。



ペット産業やペットブームさえなければ、本来あるべきところで、
あるべき姿で暮らしていたのでしょう・・。

アカミミガメsp, Common Slider, Saitama, JAPAN / March.2016

2016年4月12日火曜日

ツキノワグマの棲むところ

朝もやが残る早朝の森。
朝陽が差し込むと、ツキノワグマの棲む世界が輝きました。



新緑の季節になれば、もしかするとこの木にもクマが登り、
新緑の味を楽しむのかもしれません。

2016年4月9日土曜日

擬態

ボルネオでの懐かしの一枚。


一瞬、何も生き物は写っていないように感じますが、実はトカゲが擬態しています。
このトカゲは、トビトカゲの一種だと思われます。

左右に5~7対の肋骨が伸び、その間に皮膜があります。
樹上棲のトカゲで、皮膜を広げることにより、木の間を10m近く滑空する事ができるそうです。
できれば、滑空するところ見てみたかったです。

トビトカゲの仲間, Gliding Lizard, Danum valley, Borneo, / Mar. 2011

2016年4月8日金曜日

あたまポリポリ・・

悩み事いっぱい・・?


ニホンザル, Japanese macaque, Macaca fuscata, Nikko, Tochigi, Japan / Dec.2015







2016年4月6日水曜日

「早春の味‐テングチョウ‐」

春先の暖かな日、冬眠から覚めたテングチョウがヒラヒラと舞っていました。
羽をよく見ると、枯れ葉にそっくりなことが分かります(葉脈まで再現されている・・!)。




ひとたび枯葉の海に姿を消すと、見失ってしまいます。

テングチョウ, Nettle-tree Butterfly, libythea celtis, Nikko, Japan / Apr.2016

2016年4月4日月曜日

カモシカのカモフラージュ

擬態と言えば、熱帯雨林の生き物を想像してしまいがちですが、
こうして見ると日本の生き物も背景にうまく溶け込むことがよく分かります。


























ニホンカモシカ, Japanese Serow, Capricornis crispus, Nikko, Tochigi, Japan / Apr.2015



2016年4月3日日曜日

「無数の爪痕」

遠くから見ると樹皮の模様のように見えますが、全てクマの爪痕です。
これまでに、いったい何頭のクマがこの樹に登ったのでしょうか。



ある瞬間、確実にクマがこの樹に登っていた・・
痕跡からその情景を想像できるということは、実は幸せなことなのかもしれません。

ツキノワグマ, Japanese Black Bear, Ursus thibetanus, Nikko, Japan / Apr.2016

2016年4月1日金曜日

「早春の味」

昨年の4月末に撮影した写真です。
今年も新芽の季節まで、あと少し。





 今思えば、やたらと色白の個体でした。

ニホンザル, Japanese macaque, Macaca fuscata, Nikko, Tochigi, Japan / Apr.2015